こんにちは~。
MQLをマスターしたくて、寒い季節になってきたのでモコモコのスリッパを家では履いているりょうです。
今回は人気のない移動平均線の活用法を見出そうとする試みです。
SMMAとWMAは使ってる人見たことない
僕はMQLを勉強しているので普段からMT4を使用しているわけなのですが、MT4にはSMA、EMA、SMMA、WMAという4種類の移動平均線があります。
WMAはMT4・MT5ではLWMAという名前です。
4種類もあるので何がどう違うのか、というのを以前のこちらとこちらの記事でまとめています。
それぞれ特徴があるのですがもっとも使われているのが、
- SMA・・・シンプルで分かりやすい。
- EMA・・・SMMAとWMAのメリットを兼ね備えている。
この2つで、使用人口も多いので指標として活用しやすいです。

使っている人が多いという事はサポートとかレジスタンスとして見られている事も多いって事だもんね
一方で、あまり使われてないのが
- SMMA・・・動きが鈍いので売買ポイントの見極めはし辛い。
- WMA・・・動きが敏感過ぎてダマシが多い。
この2つで、やはり上記のようなデメリットがあり、そもそもこれを使うならEMAがあるから使う理由がないと思っている人が多いんじゃないかなと思います。



まぁ・・・僕もぶっちゃけそう思いますよね
考案した人には悪いですけど
そこで今回はこの2つの移動平均線の特徴を活用してうまくEAが作れないものか、考えてみました。
2つを組み合わせることで特徴を活かしてみる
どうにかしてうまく使えないか検討したのですが、やはりそれぞれ1つの指標として使用するとなると、EMAがあるからそっちを使えばいいじゃないかとなってしまいます。



なかなか難しいな・・・
そこで、2つを組み合わせたらそれぞれの特徴が活かせるのではないかと思い立ちました。
先ほどはデメリットを挙げましたが、この2つの移動平均線には
- SMMA・・・連続性があるのでダマシが少なく、長期的な目線の流れを見やすい。
- WMA・・・最新足に近いほど重要度が高いと見ているので、値動きを敏感に追える。
というようなメリットがあります。
4種類のうち、SMMAは最も緩やか、WMAは最も敏感に動く指標です。
なのでこの性質を利用してゴールデンクロス・デッドクロスを狙えないかと思ったのです。



閃いた!!(ピコーン!)



ロ〇サガにゃ?
移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスというと、通常は短期・長期と期間の違う2つの移動平均線を用意しますが、SMMAとWMAの特徴を活かせばよい感じのサインになるかと思ったのです。
表示させてみました↓。


これは期間が20の移動平均線です。SMMAもWMAも同じ期間20ですが、きちっとクロスしていますね。
SMMAが長期的なトレンドの方向を示してくれて、WMAが現在の価格に追従するように動いてくれるので良い感じにクロスしてくれています。



これは・・・使えるか・・・!?
SMMAとWMAを活用したEA
ということで、2つの移動平均線を使ったEAを作成してみました。
こちらです↓。
こちら、以前の記事で紹介させていただいた『EA門』のページで、EA門内で公開しています。
このEAは、メインのロジックをSMMAとWMAのクロスとしていますが、それだけではダマシに会う確率が高くなってしまうので、BullsPowerとBearsPowerも指標として入れています。
BullsPower・・・市場の買い勢力を測る指標
BearsPower・・・市場の売り勢力を測る指標




↑こちらバックテストですが、いい感じの結果も出ているので面白いEAになったのではないでしょうか。



EA門は他にもいろんなEAが置いてあるので見てみてくだされ



投資は自己責任で、このEAも利益を保証する訳ではありません



それな